剪定、物件調査

今日から2〜3日は ブログ  はお休みです。何故かというと、文章打ってたら指が痛くなったからです⁉️   ふふふ。

さて、ここ数日は家で引き篭もっていましたが、具合が悪くなる一方なので一昨日は物件の剪定に行きました。久しぶりなので楽しくなってキッテキッテ切りまくって足の踏み場も無くなったのでやめました。昨日まとめたのを取りに行ったのでこれから捨てます。

で、カレーを食べて物件調査しに行って帰ってきたら今日休みの息子①がアクリル板とアルミのジョイナーで箱作るから用具を出せというのでケガキカッターとか色々出したら、アルミのジョイナーが切れないからディスクグラインダーで切れと言うので切りました。

中には巨大なガオガイガーを入れていました。楽しそうな人生で何よりです。

で、昼寝してから家に置いてある切った木の色が違っているところを発見し近くで見たら、毛虫の大群でした‼️よく見たら大群だらけでした‼️

ナントイウコトダ。キモイヨ。

で、友人が問い合わせした物件を見に行こうと言うので、不動産屋さんと3人で見に行ってきました。半額になったら買おうと思いました。

帰りの車の中で、こんな売り物件もあります。と言うのでイロイロ話を聞きました。印象に残ったのは東京の方が、オーナーチェンジで買って、中の人がスグ出てしまい、貸そうとしてもナカナカかせず、嫌になって売りに出そうとして、相場の2倍ぐらいの価格で売り出そうとしている話が印象に残りました‼️

ニャルホドネ〜〜‼️

水平線の向こうに⑤

あまりの気持ち良さにアツシは車の中で熟睡した。

どのぐらい走ったかわからないけど     坊ちゃん、着きましたよ〜〜‼️     と言われ、慌てて外に出ると、そこはまるで見たことのない豪華な家ばかりがならんでいる場所でその中で    押田    と厚い木に達筆で書かれた表札が法隆寺のような門にかけてある家の前に車は横付けされていた。一体どうしたものやら唖然としていると       どうしたんです⁉️お家に入らないんですかい⁉️私もお父様にご挨拶しなければ        と満面の笑みで身なりのいいおじさんは言い、明らかにウキウキしている。

アツシが固まっていると、そこに赤いベンツがスゴイ勢いで走ってきて停まった。

オヤ、木崎さんどうしたんですか⁉️       と運転席から降りてきた28歳ぐらいの仕立てのいいスーツを着た男の人がおじさんに向かって言った。言いながらアツシをフト見ると、目を大きく見開いて      エッツ‼️      と言いアツシの顔を複雑な表情で穴のあくほど見つめた。           オー‼️若旦那様、いつも凛々しいですな~~男の私でも惚れ惚れするようですよ〜‼️ 卸売市場で弟様が迷子だったのでお連れしましたよ〜‼️          と若旦那の横顔に話しかけた。

HEY‼️ワッツハプン⁉️        と大きい声で言いながら、後部座席からもう1人男の人が降りてきた。アツシはその人を見て息が止まった。

なんで⁉️なんで⁉️僕がもう1人⁉️         アツシは激しく咳き込んだ。      大丈夫⁉️     若旦那が優しく背中をさすってくれた。            

 降りてきた男の人は アツシを見て落ちそうなほど目を見開き            オーマイガー‼️インクリディブル‼️ 君‼️なんでミーと同じ顔なの⁉️ホワイ⁉️プリーズテルミ〜‼️          と馬鹿でかい声で叫びながら大袈裟に両手を頭にあてた。

なんですか⁉️オオおおおおコリャー一体どうゆうことでい⁉️        木崎さんが2人の顔を交互に見てオロオロし困り果てていると、若旦那がサッと大入袋を取り出しサイフから五万入れると        木崎さん、いつもありがとうございます。今日はもう大丈夫ですよ。             と木崎さんの手に握らせ顔を近づけると、木崎さんは機械仕掛けのようにビヨヨーンとして          お❗️若旦那いつもスミマセン。あっしはこれで失礼しまさ。         と言って素早く車で去っていった。

あまりの出来事に、アツシは目の前が白くなるのを感じると若旦那が         君‼️大丈夫⁉️家に入ろう         と言ってアツシを抱き抱えるように家に招き入れた。背後を       ホワイ⁉️ホワイ⁉️ジーザス‼️      と叫びながらアツシと同じ顔の人が続いた。
アツシはあまりのことに倒れるようにソファーに横たわった。 顔面蒼白だ。      オー‼️ミーが具合悪いみたいでカナシイヨ〜‼️     と弟の方が心配そうに髪を撫でた。          若旦那が携帯電話を操作しながら        今スグ、父を呼ぶから。ゆっくりして。          とアツシに優しく言った。でも、電話が繋がると             オイ‼️今スグ家に帰りなさい‼️話がある‼️何⁉️用事⁉️どうせくだらない用事だろ‼️関係ない‼️今スグ来い‼️              とかなりキツイ口調で相手に命令した。       隆一はダッドに相変わらず厳しいナ〜〜‼️モット、ソフトにトークしなよ〜〜‼️         隆二、俺が彼に厳しいワケがもうすぐわかるぞ。それに隆一でなくお兄様と言いなさい。           Yes、アイノウ。お兄様。ミーも隆二じゃなくてジョンって呼んでよ〜〜プリーズコールミージョン‼️            隆一はチラッとジョンを見ると眼鏡を右手の中指で軽く持ち上げフット唇の左端で笑った。

水平線の向こうに④

アツシは周りの喧騒で目が覚めた。

ナンダ、マダ暗いのに………    

もうすぐ夜明けだと思われるけど、チョット離れた場所はスゴイ活気で溢れていた。イロイロな物の競りがスタートしてる。アツシはノロノロと起きるとトラック兄さんのジャンパーをカバンに押し込み抱きしめながら、ソーッと近ずいた。

オリャ〜〜‼️ニイちゃんジャマだよ‼️   そこどきな‼️         スゴイ人混みだが、アツシは興味を抑えきれず人混みをぬって、チョコマカと動きまくった。大きい魚をさばいている場所に来た時、背後から肩を叩かれ           押田の坊ちゃん⁉️なんでこんな処にいるんでい⁉️         と声をかけられた。

アツシは超ビックリして 振り向かずに       オーオオオオオ‼️ゴメンナサイ、ゴメンナサイ‼️     と叫び走って逃げて、花を売ってる場所まで移動した。

アー、ビックリした〜〜‼️     オシダノボッチャンって誰の事だろうか⁉️  

ドキドキしながら花を見ていると、38歳ぐらいの女の人に          オイ、君、何かようかい⁉️なんでこんな所にいるんだい⁉️      と声をかけられた。アツシは思わず、       あ、あの親に殴られるんでヒッチハイクで逃げて来たんです…………      と言ってしまった。言った後、直ぐ後悔した。この人が警察に言ったら連れ戻されるかもしれない。

女の人はアツシを疑りぶかくジッと見て、     飯食うか⁉️      と聞いてきた。思わず          は、ハイ       と答え女の人について行ってしまった。女の人はアツシにカツカレーを奢ってくれた。あまりの美味しさに脇目も振らずアグアグ食べて、水もジャンジャン飲んで一息ついたらトイレに行きたくなり       あ、あのトイレ行ってもいいですか⁉️        アーいいよ行っといで。          という会話の後、アツシはカバンを握りしめトイレに入った。スッキリしてドアを開けた瞬間、お巡りさんに       君、チョット話を聞きたいんだけど       とイキナリ言われた。 

ヤバイ、ヤバスギル。捕まったら、このまま家に帰される。でも、振り切れない…どうする⁉️      アツシはすべての能力を使って考えた‼️       さっきの………トイレ…………窓があった……………        アッツ、お腹いた………    スゴイシカメッツッラをしてお腹をおさえた       君、大丈夫かい⁉️      お巡りさんは慌てたような困った顔になった。

もう一回………と、トイレ…………        お巡りさんはコクコクうなずいた。アツシは、ヨロヨロ、トイレに入ると素早くカギを閉め、大きな声で     うーん、うーうー       と言いながら、小さい窓を開けると便器に乗り強引に窓から乗り出し建物の裏側に飛び降り全速力でもときた方へ走って行った。

お巡りさんはかなり長い間、トイレの前で待っていたが、花屋さんに    おかしいよ‼️     と言われ、ドアをドンドン叩いて君いるのか⁉️オイ‼️返事しなさい‼️           と、 しばらく叫んでいた。お店の人が鍵を持ってきてドアを急いで開けたが、もぬけの殻だ。お巡りさんはアツシが逃げた窓をボウゼンと見つめ我に返ったように外に飛び出た。

アツシはさっきの魚売り場まで来ると先程と打って変わって人もまばらでゆったりとした雰囲気だ。ひときわ身なりのいいおじさんが近付いて来て           オ‼️押田の坊ちゃん⁉️      と又大きな声で言ってきた。アツシは警察に捕まるよりマシだと考えて咄嗟に             スミマセン、社会見学だと思ってきたけど迷いました。申し訳ないけど家まで連れて行ってくれませんか⁉️           と出来るだけ丁寧に言ってみた。すると、身なりのいいおじさんは満面の笑みで        オーオオオオオ‼️お安い御用デスヨ‼️さあ、こちらへどうぞ‼️       と言ってアツシを自分の車に連れて行った。黒い車。エルグランドってエンブレムがついてる。

車に手をかけた瞬間に      オイ‼️そこの君‼️待って‼️       とお巡りさんが叫んでるのが見えた。アツシは素早く後部座席に乗って、身なりのいいおじさんに        父が心配してると困るので早く出してくださいませんか⁉️       と言うと       お任せください‼️        身なりのいいおじさんは満面の笑みでアクセルをふかし発車した。お巡りさんが呆然と立ち竦んでいるのを見てホッとして          もうここには戻れない……………      と口の中で呟いた。

水平線の向こうに③

アツシは走りながら考えた。   あの2人は自分が行くと思う所は全部来るだろう。お兄ちゃんもあの2人が知っている場所は絶対にいない筈だ。どうしよう……駅はダメだ………     アツシは国道4号バイパスまで止まらずに走り続けた。2km走って、4号バイパスに面したセブンイレブンに到着した。

アツシは東京から45kmぐらいの場所に住んでいる。1年半ぐらい前にお兄ちゃんと自転車で東京に行こうと言って4号バイパスから自転車で真っ直ぐ走って行った事がある。結局、疲れ果て途中で引き返してきたが、途中セブンイレブンでジュースとオニギリを買って貰って、とても楽しかった記憶がある。

歩いて行くのは無理がある。でも、この間見たTVで女の子がヒッチハイクで日本をまわってた。チャレンジだ………

アツシはデッカいトラックの前でタバコを吸っているおじさんに声をかけた。  

あ、あ、あの…………       アー、ナンダ、坊主⁉️           あ、あの僕東京に行きたいんです…………も、もしよければの、のせていって貰えないでしょうか……………

おじさんはアツシをジーッと見ると、    俺はこれから福島ナンダよ。 チョット待ってな。      と言って車に乗ると無線で何か喋っていた。降りてくると      今よー俺のダチがくっからよ〜〜ダチが乗せてってくれるぜ〜〜       エッツ、あ、ありがとうございます‼️       イヤ〜〜なんか事情があんだろ〜〜       ………………………     アツシはナニモ言えなかった。 

しばらくすると、おじさんのダチが来た。 おじさんというよりはお兄さんだ。          オー‼️この坊主か❗️遠慮なく乗れや~~~~‼️    ありがとうございます、ありがとうございます‼️         じゃあ、又どこかでな~~~~‼️      おじさんに別れを告げ、トラックに乗り込んだ。

ほんとに………ほんとに………スミマセン。     イヤ〜〜イイってコトよ。言いたくないなら言わなくてもイイけどよ差し支えなきゃ何があったか言ってみな。 

アツシは頷くと、これまでの顛末を話た。トラック兄さんも中年の男の先生と同じように途中から泣き出した。涙を流しながら、   お兄ちゃん見つかるとイイナ…………     とボソッと言った。アツシは小さく頷いた。

2時間半ぐらいでトラックがたくさん停まっている場所に到着した。     俺はこれから荷物を積み込んで、又出かけなきゃなんねー。もし、なんかあったらこの番号に電話しな。    と言ってその辺の紙に携帯電話の番号を書きなぐったのをぶっきらぼうにアツシに渡した。 トラックに乗り込んだら又すぐ降りてきてジャンパーを差し出し        夜は冷えるからコレやるよ      GOODLUCK‼️         と言ってトラック兄さんは去って行った。

ここはどこだろう⁉️でもあの2人が来るコトは絶対にないな………     

アツシはニコニコしながらテケテケ歩いて行くとデッカい建物が見えた。中央卸売市場   とデッカく書いてある。    オー‼️これが卸売市場かと奇妙に感動した。もう真っ暗で誰もいない。その辺のくぼみに座ると、トラック兄さんのジャンパーを着て収穫した給食の残りをカバンから取り出してユックリ食べ始めた。食べながら、男の先生がくれた封筒を開けてお金を数えた。

2万2,500円もある………先生ありがとう…………        

トラック兄さんのジャンパーも暖かい。         トラック兄さん……………ありがとう…………と呟くと、涙が溢れてくる。アツシは泣きながら給食の残りを食べた。食べたら眠くなってカバンを抱きかかえて眠った。

水平線の向こうに②

アツシは翌朝、日の出と共に目が覚めた。母親と男はまだ熟睡している。アツシは必要な物を学校のカバンに押し込み制服を来て逃げるように家を出た。

アツシは学校が好きだった。ここに来ると嫌な事が忘れられる。それに食べ物が豊富だ。アツシはいつも給食当番を友人に代わってやっていた。何故なら、余ったパンやオカズを収穫できるからだ。特に食パンは大量に余る。食パンは2枚セットでビニール袋に入っているから、5個ぐらいゲットしておけば、カナリ飢えをしのげる。女子はほとんど食べない。    私、食パンタベレナイ〜〜。   などと大きい声で言うのだ。

みんな、グルメだな。

給食室に片付けに行った時、給食着の下からカバンを取り出し、目にも止まらぬ早技で詰めるのだった。今日は昨日収穫しておいた揚げパンが机の中にあるので、誰も来ないうちに食べるのだ。教室に行って、学校のプリントに包んだ揚げパンを取り出してモグモグ食べた。牛乳もいつも大量に余るので飲み放題だ。

アー、なんて幸せなんだ。

食べ終わって、匂いを消すため窓を開けた。しばらくするとクラスメートがやって来た。女子の一群だ。   ねーねー、今日さー身体測定じゃない‼️私、体重減らすためにジャンプしながら学校来たよ〜〜‼️    えーマジ⁉️私もやればよかった〜〜   などと大声で喋っている。ナゼ、あんなに密集しているのに、大きい声で話すのか⁉️   摩訶不思議だとアツシは思った。思いながら、ハッとした。     身体測定ってヤバイだろう‼️   アツシはこの頃風呂に入ってない。さりげなく、教室から出て外水道に行き誰も見てない事を確認するとパンツ一丁になり、ワイシャツに石けんをつけ、時速60kmぐらいの速さで髪と体を洗った。少し水が冷たかったが、    修行‼️修行‼️修行‼️   と唱えながら我慢した。

洗い終わって髪とワイシャツを絞り、又着て、授業が始まるまで30分ぐらい外にいた。生乾きだけど、まあいいかと思い教室に戻った。教室はみんな大騒ぎしておりアツシの事は誰も気に留めなかった。

身体測定になって体重測定の時に、養護の先生が    アレ、君………随分と身体にアザがあるね〜〜。誰かに殴られたの⁉️    イエ…………            君、チョット、保健室に着て。    メンドクセーな〜とアツシは思ったが、もしかしたら、何かくれるかもしれないと思いついていった。養護の先生は担任の若い女の先生も呼んで、アツシのアザを見せた。

ホラ、酷いでしょう⁉️ 

担任は、どうしたの⁉️と少し涙目で聞いてきた。   あー大丈夫です………。  お友達にやられたの⁉️   イヤ違います………   カナリの沈黙の後に     もしかしたらお家の方に…………

アツシはメンドクサクなって、     イヤホントどうでもいいんで。    と言って勝手に教室に戻った。それっきり担任も話しかけてこなかったのでアツシはそんな事があった自体忘れて、給食をゲットすることだけに神経を研ぎ澄ませていた。

イヤ〜〜今日も大漁だった。アツシはニコニコしながら公園に行き独りで遊んだ。早く帰ると碌な事がないからだ。周りも真っ暗になったころ仕方なくアパートの方へ歩いて行った。角を曲がると聞き覚えのある声が聞こえて来る。イヤな予感がした。ヤハリアパートの前で怒鳴っているのは母親と男だった。そして泣いている若い女の担任。

あー‼️そんんじゃーアンタは私がいつもアツシを殴ったり蹴ったりしてるってのか⁉️    お、オイラも疑われてんか⁉️    オメー‼️警察に突き出せや‼️       ……アノ、イヤ、そうでなく………アツシ君の、身体に………

アツシはその様子を見て、衝撃を受けた。今、家に帰れば、どんな目にあうかはカンタンに想像がついた。     チクショー‼️    なんで、余計なことすんだよ‼️        アツシは心で叫んだ。男がアツシに気づいた。

オイ‼️帰って来たぞ‼️   母親がアツシを凄い形相で睨み、叫びながら走って来た。    

アツシ〜〜‼️テメーふざけやがって〜〜‼️

ヤバイ、アツシは咄嗟に踵を返し、もときた道を全速力で走り出した。兄もアツシも運動神経はバツグンだった。アツシは特に足が速かった。あっという間に3人の声は聞こえなくなった。アツシは走りながら考えた。     もうダメだ。ここにいてもナンニモ解決はしない。なんとかお兄ちゃんを探し出すんだ‼️     とりあえず、教室に戻り今日ゲットした給食をカバンに詰めた。教室からでる時、   誰だ‼️   と男の先生に声をかけられた。   アツシは立ち止まり、考えた。     この人にワケを言ってお金を借りよう。お金が無ければお兄ちゃんは見つけられない。      ありったけの演技力で泣きながら、中年の男の先生にワケを説明した。途中、先生も泣き出したので、アツシは心の中で    いい人だな…    と思った。       先生、必ず返すから、お、おお金を貸してください…………      わかった‼️    と言うと、職員室にアツシを連れて行った。職員室には誰もおらず、先生はサイフを出すと入っていたお金を全部出すと学校の封筒に入れアツシに握らせ、      いつか、立派になって返してくれ。    と言った。        ありがとうございます…………先生、ありがとうございます…………親が来るかもしれないんで、僕もう行きます…………   先生は黙ってうなずいた。

正門から出ようとしたけどイヤな予感がしたので裏門を乗り越えようと校庭を走っていると、母親と男の叫び声が背中の方から聞こえてきた。アツシは振り向かず凄い速さで裏門に飛び乗り向こう側にジャンプした。